予報ハ終日曇リ也ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2015-10-29 17:12:04) by =oyo=


<画像:20151029.jpg>
秋のよゐ 我慢出来ずに 降る雨に タオルのなかの こぶたがぷう

るい詠める

<読み>
あきのよい がまんできずに ふるあめに たおるのなかの こぶたがぷう

<意味>
秋の夕暮れに、我慢出来ずに降り出した雨に [洗濯物として干してあった] タオルのなかの [イラストである] 子豚がぷうとなく。

<解説>
この連載のこの項の本来の目的は、文法や技法のチェックだから、この歌の様な作品に関しては、殆ど存在する意義はないのだ。困ったなぁ。
詞書を含めて読めば、描かれている叙景は単純で、降りそうで降らない天気の、最後の最後になって雨が降り出して、干した本人が不満たらたらである。と、謂う様なモノなのだろう。結句に登場する「こぶた」は作者の心象をそのまま仮託したモノにすぎない。

(この項:たい)


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