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靴下の 色を問ふなり その子らの 微笑むゆへ也 あかしろみどり
<読み>
くつしたの いろをとうなり そのこらの ほほえむゆえなり あかしろみどり
<意味>
靴下の色を尋ねるやいなやその子供達が微笑む理由である。赤白緑 [の靴下なのだ]。
<解説>
尋ねられた子供は、赤白緑の三色に染まった靴下を履いているのであろうか、それとも、子供達は3人いて、それぞれが赤の靴下、白の靴下、緑の靴下を履いているのであろうか。
と、解釈を悩んでも野暮な事、甚だしい。素直に、クリスマスに因んだ色の靴下を履いていたのだろうと理解しておけば、充分だ。
第2句と第4句に「なり」と「也」、同じ発音の語句が重ねられているが、文法上も意味も全く異なる。前者が、活用語の終止形等に接続する副助詞で意味は"〜するや否や"。後者は体言または連体形に接続する断定の助動詞、その終止形。猶、こういう考察もある。