微熱ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2016-01-28 17:26:54) by =oyo=


<画像:20160128.jpg>
うす闇に くすり3錠 しろい色 睦月のすへに 降る雨がごと

るい詠める

<読み>
うすやみに くすりさんじょう しろいいろ むつきのすえに ふるあめがごと

<意味>
うす闇に薬3錠の白い色が映えている。1月の末に降る雨の様に。

<解説>
上の句は情景描写で、下の句はそれを直喩したモノだ。
とは謂うモノの、直喩と謂ったのは"如"と解する事が可能な文字面がそこにあるからであって、果たして直喩としての機能を果たしているのかは、甚だ疑問が沸くところではある。
今週末は予報では、天候が崩れる模様ではあるが、1週間前の様な雪にはならず、雨だと謂う。
この1週間の寒さはしんにこたえるモノではあったが、やはり暖冬なのだろうか。
詞書にある微熱が発病の兆候なのかどうかが曖昧である様に、この時季の雨もまた曖昧、白い錠剤もおそらく曖昧な存在なのだろう。

(この項:たい)


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