梅雨明ケ間近ニ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2016-07-14 17:18:01) by =oyo=


<画像:20160714.jpg>
信号機の 影ひとすじに くろぐろと ひと並びてをり 炎天の昼

るい詠める

<読み>
しんごうきの かげひとすじに くろぐろと ひとならびており えんてんのひる

<意味>
信号機の影一筋の下に黒々と人々が並んでいる、炎天下の昼に。

<解説>
今月に入ってから、うすら寒い雨天の日と猛暑日がローテーションを組んでいる様な気がする。体調管理も甚だ難しい。今回の歌は、後者を詠んだ歌。
この時季、交差点で信号を待つ人々は皆、その後方、建物の影で待って、強い陽射しを避けている場合が殆どだが、場所や時間帯によってはそれすらも叶わない場合もある。だから、ほんのすこしでも日影に入ろうと、信号機がつくる細い影の下に人は並ぶ。
そうなのだ。まだ梅雨も明けていないのだった。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7