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急くひとに 言問ういとまも み喪ひ 尋ねありくや 夢の回廊
<読み>
せくひとに こととういとまも みうしない たずねありくや ゆめのかいろう
<意味>
急いでいる人に質問をする暇も見失って訪ね歩いているのは夢の回廊である。
<解説>
夢の中の1シーンなのか、それとも比喩としての夢なのか。ふた通りの解釈が可能と思われる。
何れにしても作者は道に迷っていて、しかもそれを誰かに告げて道案内を請う暇もない。なぜならば、今が師走 (December) だからだ。
と、論理的に読んでいくと、つまらない。
それよりも、作者が迷っていると謂うその現場、「夢の回廊 (Corridor In Dream)」の状況乃至は形状を夢想した方が、愉しそうだ。