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まどろみて 濁つたそらは 寒かろう さしいられたる かいなのぬくもり
<読み>
まどろみて にごったそらは さむかろう さしいられたる かいなのぬくもり
<意味>
[布団の中で] 微睡んで [想う事は曇り空で] 濁った空は寒いだろう [と謂う事だ]。[その布団の中に] さし入られた腕の温もり。
<解説>
上の<意味>では適宜に語句を補ってはみたが、本来ならば結句「かいなのぬくもり」の後に続く部分も同様に、述部となるモノを補うべきなのだろう。だけれども、そこに補うべきは様々な可能性がある様で、きっとそこで読者のこの歌への解釈が定まる様な気がするのだ。よって、ここはどうぞ、御自由に。相応しいと想う語句を挿入して、読んでみて下さい、としておこう。