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身が凍へ こころも凍へ 仰ぎみゆ いづこにむかふ はつ春のそら
<読み>
みがこごえ こころもこごえ あおぎみゆ いづこにむかう はつはるのそら
<意味>
肉体が凍えている上に精神も凍えている状態で仰ぎ見る。どこに向かうのだろう新春の空を。
<解説>
三が日は穏やかな天気だったとは謂え、寒いものは寒い。しかも、今週末の三連休はぐっと冷え込むと謂う。
明けて迎えた新年の、心の不安のうちを、冬特有の晴天に反映させた歌ではあるが、「はつ春のそら」をナニカが飛翔してそれを詠んだと解釈するのか、それとも、自身が [比喩的な意味で] 飛翔するとみるかで、その解釈は微妙に違う。