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春の夜の うつつのきわは 夢のはし 向かふその先 きみはをるかは
<読み>
はるのよの うつつのきわは ゆめのはし むかうそのさき きみはおるかわ
<意味>
春の夜の現実の境界線は夢の突端であって橋でもある。わたしが向かうそのさきにはあなたはいるのだろうか。
<解説>
第3句「はし」は"端"と"橋"の掛詞。それを前提として上の<意味>の様にしてみたが文章としてはあまり面白くない。
結句「かは」は終助詞で、ここでは疑問の意として解釈したが、詠嘆と理解する事も可能。その場合は"あなたはいるのだなあ"と謂う様な訳となる。