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あくたばかり わだかまるままに ふきだまり かぜひとつなく すれちがう路
<読み>
あくたばかり わだかまるままに ふきだまり かぜひとつなく すれちがうみち
<意味>
ごみばかりが [まるで感情が] わだかまるままの様に吹き溜まっていて、かぜひとつない [暑さの中] 人々がすれ違う道路 [である]。
<解説>
綴られている語句だけで回収しようとすると、そこに込められているであろう意味が破綻する。だからと謂って、上の様に語句を補ってみても、いまひとつ、得心する事が出来ない。
例えば初句「あくたばかり」を実際に道路に散乱するモノと解釈してみたが、もしかすると、「あくた」の様な感情なのかもしれない。そんな感情が入り混じったまま、人々は炎天下、行きずりの道を行くのだ、と謂う様な解釈も可能ではある。