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雲しろく こころしらずや 籠のとり 囀る声の うつろなるかな
<読み>
くもしろく こころしらずや かごのとり さえずるこえの うつろなるかな
<意味>
白い雲が渡るその時に、その気持ちを知らないのだろうか、籠の鳥の囀る声はうつろに響く。
<解説>
詞書にある「初霜月」は10月の異名。今日の今朝に初霜がおりた訳ではないが、そう感じる程、肌寒い朝だった。
空をみると、夏の雲は既になく、それだけで秋の訪れを思い知らされる。
籠の中の鳥は、きっと、そんな時節の変化を感じていないのだろう。
と、謂う様な理解で良いのだろうか。