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夜にかぜ あかり吹つけし 待つ吾の 髪のほつれが 焦がるるゆへに
<読み>
よるにかぜ あかりふっけし まつわれの かみのほつれが こがるるゆえに
<意味>
夜になって風がでてきたのは、灯りを消して待つわたしの ほつれた髪が焦がれているからである。
<解説>
昨日は、九州北部・中国地方・北陸で春一番が吹いたそうだ。暦をみると、得心がいく出来事ではあるが、心情的にはまだ受け入れがたい。来週はまた雪と謂う予報もある。
結句「焦がるる」は、髪の毛が燃える炎によって焦げると謂う意と、心情的に恋い焦がれると謂う意の掛詞であるのだろうか。
個人的には、なにはなくとも火の用心とでも綴っておこう、ここでは。