トハズガタリニ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2018-11-08 17:22:51) by =oyo=


<画像:20181108.jpg>
夢みてふ むかしのおとこに 逢ふたゆへ 床はなるるも 俯きたまま

るい詠める

<読み>
ゆめみちょう むかしのおとこに あうたゆえ とこはなるるも うつむきたまま

<意味>
夢をみたという。 [その夢の中で] 昔の男に逢ったから、起床しても俯いたままである。

<解説>
第2句は、『伊勢物語 (The Tales of Ise)』(作者不詳)の各段の冒頭文そのままである。そして詞書にあるのは後深草院二条 (Lady Nijo) による日記『とはずがたり (Towazugatari)』を思わせる。但し、歌われている内容とはあまり関係はない様だ。
初句「夢みてふ」から、第2句及び第3句が、伝聞であろうと推察出来る。そして、下の句がその夢をみた当人の状況を描写したモノであろう。
と、謂う事はどういう事であろうか。

(この項:たい)


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