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去年のいまも うはのそらにて うたひしは あしことうしこと うかぶがゆへに
<読み>
こぞのいまも うわのそらにて うたいしは あしことうしこと うかぶがゆえに
<意味>
去年の今も上の空でうたったのは悪い事も憂える事も [脳裏に] 浮かぶからである。
<解説>
初句「去年」は"こぞ"と読む。
歌の解釈自体には、なんら難しいモノはない。読んで字の如く、である。
敢えて指摘すべきは、第2句、第3句そして結句にウ音が冒頭にある事だろうか。第4句にも場所さえ違うがある。だからからだろうか、この歌の印象は、その<意味>も含めて、うちにこもってすっきりとしない。