寒クテ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2019-01-31 17:20:47) by =oyo=


<画像:20190131.jpg>
切々と 契りし夜も あけて雪 みぎのかいなに まだ痕あかく

るい詠める

<読み>
せつせつと ちぎりしよるも あけてゆき みぎのかいなに まだあとあかく

<意味>
切々と契った夜もあけて、雪の朝となった。右の腕に昨夜の痕があかく遺っている。

<解説>
今夜半から降雪だそうだ。この冬はじめてかもしれない。
第3句「ゆき」は、"雪"と"行き"の掛詞。
結句「痕」の解釈次第によっては、この歌が描写しようとしている内容も随分と変わるが、それは個々人に任せよう。
初句「切々と」はなにを表現しようとしているのか。夜から朝にかけて降る雪の表現にも、その夜に於けるふたりの行為にも、そしてその際のふたりの心情にも、解釈可能な気がする。

(この項:たい)


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