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きみが来て くちもと蓋ふ そのゆへは 春一番の そののちの風
<読み>
きみがきて くちもとおおう そのゆえは はるいちばんの そののちのかぜ
<意味>
あなたがやってきて口許を覆い隠しているそのわけは春一番のそのつぎの風(がふいているからだ)。
<解説>
2月に入ってまもなく、立春には春一番が吹くだろうと謂う予報はたったが、実際はどうなのだろう。他の地域は知らないが、少なくとも、ぼくの棲んでいる地域では、その予報は外れたらしい。
でも、もうそろそろなのだ。
昨年の事ではあるが、もよりの眼科医でドライアイ対策の目薬を処方してもらうと同時に、もう1本の目薬も処方してもらったのである。
それがなんの薬なのかは、解るヒトには痛いほど解る。いや、この場合は痒い程に解ると、謂うべきなのだろう。
尤も、この歌、第2句「くちもと蓋ふ」その責をそれにかこつけてはいるが、実際はどうなのだろう。本来の理由を隠しているとも、取れなくもない。