夢ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2019-04-04 17:18:57) by =oyo=


<画像:20190404.jpg>
月はじめ 舟におくれて みおくる夜 ゆるる泡沫 あくた寄り添ふ

るい詠める

<読み>
つきはじめ ふねにおくれて みおくるよ ゆるるうたかた あくたよりそう

<意味>
月初に舟に乗り遅れて [その舟を] 見送る夜には、 [水面には] 揺れている泡沫に塵芥が寄り添っている。

<解説>
歌の解説と謂うよりも、その歌の題材となった夢の解読になってしまいそうなのだが、主題は遅刻であろう。但し、この遅刻はある予定された門限に遅れたと解するよりも、もっとおおきく理解して、世の中の風潮や時流に乗り遅れてしまったと解する事も出来る。
そして、下の句にあるのは孤独だ。泡沫にさえ寄り添うモノがある。にも関わらずに、... と解釈が可能である。

(この項:たい)


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