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幼きひ 母と語らふ 夕げのこと 夢はてぬれば 頭おもの梅雨
<読み>
おさなきひ ははとかたらう ゆうげのこと ゆめはてぬれば ずおものつゆ
<意味>
幼時に母と語らった夕餉の事 [を夢にみた。その] 夢が終わってしまうと、頭重で梅雨の季節である。
<解説>
上の句を下の句で謂う「夢」と解してみた。もしかしたら、みた夢そのものではなくて、その夢から及んだ連想なのかもしれない。まったく異なる解釈は、ぼくには少なくとも思いつかない。
ただ、いずれの解釈にしろ、上の句はのどかな過去であり、下の句はけわしい現在をうたったモノと理解できる。
今年の梅雨はとてもながく感じられる。今日明日にでも梅雨明けが宣言 (Announcement Of The End Of The Period Of Baiu) される可能性もあるが、週末には颱風接近の可能性もあると謂う。