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立秋に 浮かぬかをして 傘のかげ 滲む汗のみ 絶ゑざる如く
<読み>
りっしゅうに うかぬかおして かさのかげ にじむあせのみ たえざるごとく
<意味>
立秋の日に日傘の陰で浮かない顔をしている。滲みでる汗だけが絶えない様に。
<解説>
暦の上では今日から秋。だが夏はこれからが本番だ。週末から週明けにかけて気に掛かるのは、ふたつの台風の事だ。
第4句にある「滲む汗」は、第2句「浮かぬかを」と対照的な存在である。言外に汗ばかりが浮かんでくると謂うニュアンスがある。
その一方で、結句のあとには、なにか語句を補わなければ、意味が成立しないのだが、いまのぼくには、いい解釈が浮かばない。