綾取リヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2019-10-03 17:20:11) by =oyo=


<画像:20191003.jpg>
吾が身さへ さし出づるきみの ゆび先の をりなす綾に からめとらるる

るい詠める

<読み>
わがみさえ さしいづるきみの ゆびさきの おりなすあやに からめとらるる

<意味>
わたしの肉体までも、さしだしたあなたの指先の [綾取りの紐が] 織り成す綾にからめとられている [事であるよなぁ]。

<解説>
初句「さへ」は添加の副助詞。"〜までも"と訳す。よって、言外に「吾が身」以外のモノも「からめとらるる」事を主張している。果たして、それはなにか。
結句「からめとらるる」は、ラ行四段動詞"からめとる"未然形 + 受身の助動詞"る"連体形、従ってその下に続く体言が省略されていると解す。上の<意味>では無難なモノにしたが、作品の解釈次第では如何様な体言が相応しいのか、各自で試みられたい。
歌の主題は、詞書にある様に綾取り (String Figure)なのだが、ぼくはそおゆうモノが一切出来ないので、ここから先を綴る事が出来ない。

(この項:たい)


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