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やうやくに 湯にいる朝の 神無月 ほのかにかほるは 夏ののこりか
<読み>
ようやくに ゆにいるあさの かんなづき ほのかにかおるは なつののこりか
<意味>
ようやく入浴する朝は10月 [の事である]。かすかに薫っているのは夏の残り香なのだろうか。
<解説>
結句「夏ののこりか」は、"残り香"と疑問文であるところの"残りか"の掛詞である。後者の「か」を文法的に解釈すると、疑問の終助詞"か"である。
ここ数週間は、週末になると天候が荒れる。しかも、週末には、台風19号 (Typhoon Hagibis) が上陸、さもなくても、大きな影響を与えそうな趣きである。今日という好天は、万全の警戒とその準備に勤しまなければならない [と、謂ってももう夕刻だ]。