文月長雨ニ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2020-07-30 17:26:57) by =oyo=


<画像:20200730.jpg>
きみが許 降りこめられて なが逗りう 戀ふこともなく あきのくるかな

るい詠める

<読み>
きみがもと ふりこめられて ながとうりゅう こうこともなく あきのくるかな

<意味>
あなたの許で [雨に] 降りこめられて長逗留となった。恋する事もなく [要請する事もなく] 飽きがきた様に秋が来るのかなぁ。

<解説>
結句「あき」は"秋"と"飽き"の掛詞である。そして、第4句「戀ふ」は"恋う"と"請う"の掛詞なのかもしれない。よって、上の<意味>ではそれを前提としてみた。
梅雨があけぬまま (The Rainy Season Has Not Been Over Yet)、8月になろうとしている。
猶、詞書にある"文月 (Fumizuki)"と謂う名称が流通していた時代では、今の季節は既に秋なのではある。

(この項:たい)


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