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きみのいふ こころかはりも 吾のとが はるまつそらは 儚くもあを
<読み>
きみのいう こころがわりも われのとが はつまつそらは はかなくもあお
<意味>
あなたの謂う [自分の] 心変わりもわたしに罪があると、春を待つ空ははかなくも青 [く清んいる]。
<解説>
今季の冬の寒さ厳しさはもう、底を抜けたと謂う。次第に暖かくなるだろう。天気予報ではそう謂っている。と同時に花粉症の時季も到来した様で、時折、くしゃみが連続してしまう。
歌は恋人のこころ変わりを主題としたモノ。
上の<意味>では"心変わりをしたのはおまえのせいだ"と難じていると理解したが、解釈次第では第2句と第3句を括弧で閉じて「きみ」の発言と解し、"おれのほうがわるいのだ"弁明していると解釈する事が出来ない訳ではない。つまり、第3句「吾のとが」の「吾」とは一体、誰なのか、と謂う問題がここにある。