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準急の 鉄路の響きも もどかしや 我が魂既に 君を抱けるに
<読み>
準急の てつろのひびきも もどかしや わがたますでに きみをいだけるに
<意味>
己の乗車している準急電車の線路の響きを聴いているだけでも、もどかしいことだなぁ。わたしの魂だけは既に、あなたを抱き締めているのに。
<解説>
待ち合わせに遅れている作者の心情を描いた作品。誰しも経験ある事と思う。こんな時は速い筈の準急電車の振動も逆に、はやる心情をさらに急がせこそすれ、落ち着かせる事は出来ない。