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こと問はば いましあはせと 微笑みぬ をさな馴染みは うは役がつま
<読み>
こととわば いましあわせと ほほえみぬ おさななじみは うわやくがつま
<意味>
言葉をかけると今が幸せであると [その人は] 微笑んだ。幼馴染は上司の妻である。
<解説>
久しぶりに逢った人物は作者の幼馴染であり、しかも自身の上司であった。しかし、なんとなく納得が行かない。いや、そんな明確なモノではなくもっと曖昧模糊としたきもちであろう。それは恐らく、その人物の夫、すなわち作者にとっての上司の、日常の言動から推察されるモノがあるからだ。そしてそれが第2句「いましあわせ」と謂う解答と結びつかない。