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指かさぬ ひびくひと音に 絆されて 咎おうひとと 愛かはす夜
<読み>
ゆびかさぬ ひびくひとねに ほだされて とがおうひとと あいかわすよる
<意味>
指を重ねて、響く一音に束縛されて罪を負う人物と愛を交わす夜 [となった]。
<解説>
詞書に準拠して考えれば、あるフィルム・ノワール (Film Noir)の一場面を想定すれば良いのであろうか?
恐らく、歌の主人公は、場末のピアニスト兼歌手であり、彼女が演奏している際の叙景が上の句なのであろう。演奏中、もしくはその前後、鍵盤に向かう彼女の指先に、その人物の手指が触れたのであろう。
さもなければ、琴線に触れる (Tug At The Heartstrings) と謂う成句を象徴させているのかもしれない。