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なつの風 ふたりみたりが をいこして みどり濃きたる 蝉のかしまし
<読み>
なつのかぜ ふたりみたりが おいこして みどりこきたる せみのかしまし
<意味>
夏の風の様に2, 3人が追い越していく。緑が濃い場所で蝉がやかましく鳴いている。
<解説>
<意味>では初句「なつの風」を第2句「ふたりみたり」の比喩として解したが、実際に風が吹いているのかもしれない。第2句以降で述べられているのは、その際の出来事なのだ。
ところで、第2句「ふたりみたり」とは誰の事なのだろうか。そして、それは実在の人物達なのか、はたまた、なんらかの比喩であろうか。如何様にも解釈可能と思える。