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じん倫に 叛きて堕つる あなの其処 肌のもつれて 汗は滲むや
<読み>
じんりんに そむきておつる あなのそこ はだのもつれて あせはにじむや
<意味>
人倫に叛いて落ちた穴のそこでは、肌がもつれあって汗が滲んでいるのだなあ。
<解説>
なんとなく思い浮かぶのは、映画『蔵の中 (Kura No Naka : In The Warehouse)』 [高林陽一 (Yoichi Takabayashi) 監督作品 1981年制作] とその原作小説『蔵の中 (Kura No Naka : In The Warehouse)』 [横溝正史 (Seishi Yokomizo) 作 1935年 新青年掲載]である。と、綴ってしまうともう指摘すべきところは殆どない。
第3句「穴の其処」は"穴の底"でも良い様な気がするが、微妙に意味合いが違う様に思う。