霜月ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2022-11-10 17:14:14) by =oyo=


<画像:20221110.jpg>
ひたひたと かはせし約は 月ずゑに をののくのみの をのがおとろへ

るい詠める

<読み>
ひたひたと かわせしやくは つきずえに おののくのみの おのがおとろえ

<意味>
徐々に交わした約束 [の日時] は月末に [やってくる] 。怯えるばかりの自身の衰えである。

<解説>
もう11月。この頃からそろそろ、この年のまとめに奔走させられる時季となる。そこからくる多忙、それが為に起こる憂慮、そんなものをおもえば、頭が痛いとはまさにこの事である。
第2句「かはせし約は」、金銭的なモノでもあろうし、納期や処理案件に関するモノでもあろうし、それとはもっと別の、例えば愛情や友情に起因するモノでもあろう。つまりは、今月末までに、処置・回収せねばならない案件はなんでも該当する。
猶、結句「をのがおとろへ」は、恐らく肉体的なもの、精神的なもの、そのいずれであろうか。その両方と謂う可能性は大きい。

(この項:たい)


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