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しんじたし を伽はなしと ひとの云ふ 地のはてにひとり 吾をまつ騎士よ
<読み>
しんじたし おとぎばなしと ひとのいう ちのはてにひとり あをまつきしよ
<意味>
信じたい 御伽噺と人は謂う [けれども] 最果ての地に一人で わたしを待っている騎士を。
<解説>
初句「しんじたし」は、サ行変格活用動詞"信ず"連用形 + 願望助動詞"たし"終止形である。その解釈は、<意味>の通りである。序でに綴っておけば、初句は第2句以降を受ける述部であり、技法としては倒置法 (Inversion) である。
結句「騎士」は、俗に謂う白馬の騎士 (The White Knight) であろう。