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よひはまだ きみがふれたる をとがいに ゆきば喪ふ 頬にのどあめ
<読み>
よいはまだ きみがふれたる おとがいに ゆきばうしなう ほおにのどあめ
<意味>
宵の訪れはまだ先である。あなたがふれている [わたしの] あごで、落ち着き先をうしなって頬にのど飴 [が移動した]。
<解説>
初句「よひはまだ」は "宵はまだ" と ”酔はまだ” の掛詞であろう。いずれの状況であるにしても、愛を語らうには早すぎると謂う謂いなのであろう。
それだからこそ、無粋にも歌の主人公は恋人の面前でのど飴 (Cough Drops) を服用しているのであろう。