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子のこくに 灯りをとさば 黄泉かへり 伏せし床のね いついつでやる
<読み>
ねのこくに あかりおとさば よみがえり ふせしとこのね いついつでやる
<意味>
子の刻に照明を落とすと甦る。寝込んでいる [様な] 音がする。一体、いつ出てくるのだろうか。
<解説>
結句「いついつでやる」は童謡『籠目籠目 (Kagome Kagome)』の1節。この童謡自体が、解釈の仕方次第で如何様にも恐怖を感ずる歌唱になり得る [そしてその引用した箇所は如何様にも解釈の仕様がある]。それをそのまま本歌取したのである。
ある時間にある儀式を経る事によって死者は蘇生する、そんな伝承をそのまま信じて実行した、その成果を待っているのだ。