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ふゐのよる その掌にかさね あま宿り もくして語らぬ つかのまのこひ
<読み>
ふいのよる そのてにかさね あまやどり もくしてかたらぬ つかのまのこい
<意味>
不意に [降ってきた] 夜に、その掌に [掌を] 重ねて雨宿りをする。黙ったままで語らない束の間の恋 [である]。
<解説>
初句「ふゐのよる」は<意味>での解釈とは別に、"おもいもかけない夜に" と理解する事も出来るだろう。
と、同時に下句は、ふたりの人物が無言で雨宿りしている叙景と解釈も出来ると同時に、後刻もしくは後日、第三者には内緒にしておくと謂う意思とも解釈出来る。