水無月ニ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2023-06-15 17:21:12) by =oyo=


<画像:20230615.jpg>
ふゐのよる その掌にかさね あま宿り もくして語らぬ つかのまのこひ

るい詠める

<読み>
ふいのよる そのてにかさね あまやどり もくしてかたらぬ つかのまのこい

<意味>
不意に [降ってきた] 夜に、その掌に [掌を] 重ねて雨宿りをする。黙ったままで語らない束の間の恋 [である]。

<解説>
初句「ふゐのよる」は<意味>での解釈とは別に、"おもいもかけない夜に" と理解する事も出来るだろう。
と、同時に下句は、ふたりの人物が無言で雨宿りしている叙景と解釈も出来ると同時に、後刻もしくは後日、第三者には内緒にしておくと謂う意思とも解釈出来る。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7