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ちまみれの をと女さしだす くび飾り ひと身ごくうと なりしが為に
<読み>
ちまみれの おとめさしだす くびかざり ひとみごくうと なりしがために
<意味>
血塗れの少女が差し出す首飾りは [自身が] 人身御供になったからである。
<解説>
読んで字の如くである。
考えるべきは第2句「をと女」がそうする事によって、実際に何を告げたいのだろうか、と謂う事なのであろう。
彼女がそうなってしまった理由、彼女をそうしてしまった人物もしくは組織、そしてそれらがその後の詞書「映画」の中でどう展開、発展し、落着するのかしないのか。
第4句「人身御供」とあるのだから、彼女が第3句「くび飾り」を託す人物のそれ、と謂う可能性は充分にある。