孤閨ニ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2023-07-20 17:23:06) by =oyo=


<画像:20230720.jpg>
みじか夜に しらじらながめ しくはく布 いつまで待つや を咽のをりを

るい詠める

<読み>
みじかよに しらじらながめ しくはくふ いつまでまつや おえつのおりを

<意味>
夏の短い夜にしらじらと眺めながら白布を敷く。いつまで待つのだろうか、嗚咽する時を。

<解説>
結句「を咽のをり」とは閨時にあげるあの声の事だろう。そして第3句「しくはく布」とは、寝具の用意をする、すなわちベッド・メイク (Make A Bed) の事であろう。
第4句「いつまで待つや」とはあるが、第2句「しらじら」と謂う形容があるから、歌の主人公にはその疑問が無意味であろうと予感している。
何故ならば、初句「みじか夜」であるのだから。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7