葉月ニ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2023-08-03 17:22:48) by =oyo=


<画像:20230803.jpg>
ひ暑はつるも おもひ遺させし あのひとの 湯ふねを緋く 滲ぢむそのあと

るい詠める

<読み>
ひしょはつるも おもいのこさせし あのひとの ゆぶねをあかく にじむそのあと

<意味>
避暑は終わったけれども、想いを遺させたあのひと [が遺したのは] 湯船に赤く滲むその時の痕である。

<解説>
初句「ひ暑はつるも」は、名詞「ひ暑」 + タ行下二段動詞 "果つ" 連体形 + 逆接の接続助詞 "も" である。
第2句「おもひ遺させし」は、名詞「おもひ」 + サ行四段動詞 "遺す" 未然形 + 使役の助動詞 "す" 連用形 + 過去の助動詞 "し" 連体形 であろう。

(この項:たい)


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