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みをくるのみ 曳かれてきえゆ わが児のせ はかなき野心の 潰ゑしそのとき
<読み>
みおくるのみ ひかれてきえゆ わがこのせ はかなきやしんの ついえしそのとき
<意味>
みおくるだけである、掌を曳かれてきえていく我が児の背を。儚い野心が潰えたその際に。
<解説>
歌の背後にはおおきな物語があるのだろう。その物語が不明なので判断に苦しむ。
解っている事は、歌の主人公の児童が自身の許からさる事、そしてその理由が野望が失脚した際である事、この2点だけだ。だから逆にそれに基づいて、歌からある物語を紡ぐ事も出来るのだが。