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はてぬ夜の 星ふるそらに みなしごら 讃美歌うたふ さるひとの背に
<読み>
はてぬよるの ほしふるそらに みなしごら さんびかうたう さるひとのせに
<意味>
いつおわるともしれない夜の、あたかも星が降る様な満天に孤児達は讃美歌を歌う、さる人の背にむけて。
<解説>
結句「さるひと」自身が、詞書にある様に昇天するのだろうか。否、これは恐らく比喩、さもなくば、第3句「みなしごら」にとって、そうみえたのだろう。
歳末、クリスマス (Christmas) 間近のこの時季のある景物ではあろうが、昨今の世界情勢から、ある国のどこかで起きた一夜と謂う解釈もなんとなくしたくなる。