映画ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2024-05-09 17:18:41) by =oyo=


<画像:20240509.jpg>
ちゆう天に 月まんめんに かがやきて 蟻のふたりは まてんろうが其処

るい詠める

<読み>
ちゅうてんに つきまんめんに かがやきて ありのふたりは まてんろうがそこ

<意味>
中天に月が満面に輝く中、2匹の蟻の [様な] ふたりは摩天楼のあそこに [いる]。

<解説>
視点が上下に動く。上句では高度にある満月 (Full Moon) を眺め、下句では地に這う2匹の蟻に仮託された1組の (Ant) を凝視する。そして、その差異をさらに強調するかの様に、摩天楼 (Skyscraper) が聳えている。
結句「其処」は、特定の場所を指示する「其処」と "底" [場所であると同時に、社会的もしくは経済的な地位] との掛詞なのかもしれない。

(この項:たい)


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