"中学教科書65冊に記述ミス ひらがなを「ひらなが」"
(共同通信 5月10日11時13分更新)
同世代共通の体験かどうかはわからないけれども、僕自身が現役ばりばりの児童だった当時は、教科書が配付された時は、とりあえず落丁や乱丁がないか、その場で確認させられたものでした。でも、さすがにテキスト本体に明らかに過った記載があった、もしくはその疑いを持って新品の教科書をチェックしたという経験はなかったですね。
地理の資料集に正誤表がこっそり添えてあったという記憶はかすかにあるのだけれども?
原因は単純で、要はチェックミス。
と、言うか、かつては手書原稿から始って印刷までに至る行程を、数多くののヒトビトの手を煩わして行われていたのが、現在は殆どがオン・デマンド。極端な場合は筆者の入力ミスがそのまま印刷され得る行程を獲得したからでしょう。かつては複数人で行っていた共同作業を、個人の労力に集約する事が可能となった結果とも言える。
と、言う様な事は、なにも今回の「教科書」問題だけの話には留まらないよね。
キーボード入力の一斉変換で便利になったけれども、その分、誤字脱字の可能性は明らかに増えているのは、別に印刷業界とその周辺の方々でなくとも分かりますよね? そして、ますます文字を忘れて行って、手跡はますます下手になる。
と、言う事よりも、教科書は文部科学省が検定している訳だから、「ひらなが」を「ま(=目)の前」にしてしまった責任の一端はきちんと負って下さい。
では、この文章に明らかな誤りは果たしていくつ?