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きよ魚のはら ちいさき鮫の 群れるやふに 喫水のしたに むくろ連なり
<読み>
きょぎょのはら ちいさきさめの むれるように きっすいのしたに むくろつらなり
<意味>
巨大な魚の腹部にちいさい鮫が群れる様に、 [その船の] 喫水線の下に死骸が連なっている。
<解説>
第2句「ちいさき鮫」とは、小判鮫 (Live sShark Sucker) の事であり上句全体はその魚の習性について述べたモノだ。
それと同様の情景がある船 [おそらくそれは上句から類推すれば豪華客船 (Cruise Ship) やタンカー (Tanker) の様に巨大なモノなんだろう] の水面下にもみられると下句で述べられている。
物理的に考えて、死骸が常に水面下にあり、そして航行する船に追随する事はあり得ないので、それ以外の理由、超自然的な現象、ありていに謂えば、怨恨がそこで稼働しているとも考えられる。