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揺りいすに こしを降ろして ひもすがら ひとり待つのか 怨みもつひと
<読み>
ゆりいすに こしをおろして ひもすがら ひとりまつのか うらみもつひと
<意味>
ロッキング・チェアに腰をおろして一日中、ひとりまつのだろうか、うらみをもっている人物を。
<解説>
上の<意味>では、自分自身に対して怨恨を抱く人物をたったのひとりで待ち構えている、そう解した。
しかし、それとは異なる<意味>も成立する可能性がない訳ではない。
ある人物に対して怨恨を抱く人物が、その怨恨の対象となるある人物を待ち構えている、と。また、その様な<意味>が成立するのであるのならば、怨恨の対象者が複数いる可能性がない訳でもないだろう。そのうちの第4句「ひとり」を待っているのだ。