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夜もなかば おろかなをのこら ふりきつて くだつた坂の そのさきのみち
<読み>
よもなかば おろかなおのこら ふりきって くだったさかの そのさきのみち
<意味>
夜もなかばに愚かな男達を振り切って降った坂のそのさきの道 [へ行く]。
<解説>
詞書を信ずれば、この歌は心象を歌った歌である。だとしてもなんなんだろうね、夢判断とかそう謂うモノに任せるべきなんだろうか。
ただ謂えるのは、結句「そのさきのみち」が体体言止めである事から、解釈する場合、なんらかの述部を補わなければならない。<意味>にあるのはその最も穏当である様な語句だ。
また、そこにある「みち」は "道" なのか "路" なのか、それとも "未知" であるのだろうか。いずれを採用するかによって歌の意味は変わるだろう。