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しやにく祭 舞ひをどらむか をとめらよ 王じのみそめぬ ときもあらむかは
<読み>
しゃにくさい まいおどらんか おとめらよ おうじのみそめぬ ときもあらんかわ
<意味>
謝肉祭で舞って踊らないのか乙女達よ、王子がみそめない時がないわけではない。
<解説>
第4句「王じのみそめぬ」は、名詞「王じ」 +主語格助詞 「の」 + マ行下二段活用 "みそむ" 未然形 + 打消助動詞 "ず" 連体形である。結句「とき」にかかる。
その結句「ときもあらむかは」は、名詞「とき」 + 係助詞「も + ラ行変格活用 "あり" 未然形 + 推量助動詞 「む」連体形 + 反語係助詞「かは」で、係り結びにより、連体形の用言が省略されていると解す。