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かけよりて ぬかづく彼に わがききて さしだすべきや ひるにみるゆめ
<読み>
かけよりて ぬかずくかれに わがききて さしだすべきや ひるにみるゆめ
<意味>
駆け寄ってきてぬかずく彼にわたしの利き手をさしだすべきだろうか、そんな白昼夢である。
<解説>
第2句「彼」の行為は、高貴な人物、特に女性に対する行為である。服従を意味する。それに対する承諾が自身の掌への接吻を認める行為である。
問題は結句「ひるにみるゆめ」だ。とりあえず、初句から第4句までをひっくるめて受ける語句と解して<意味>の様にしてみたが、どうなのだろう。
例えば第2句「彼」は、結句「ひるにみるゆめ」の擬人化と看做す事は可能だろうか。