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丘のすそ いきをきらせし 我れのうへ おとめのゑみは しゆん馬にのつて
<読み>
おかのすそ いきをきらせし われのうえ おとめのえみは しゅんめにのって
<意味>
丘のふもとで 息をきらせているわたしの頭上で、処女の笑みは彼女が跨っている駿馬にある。
<解説>
競争した、訳ぢゃあないよね。どう考えても歌の主人公に勝ち目はない。
ある理由で急いでいる彼乃至彼女のありさまをみて、そこまで騎乗の女性が愛馬をはしらせたのであろう。
このふたりが知己の関係なのか、それとも初対面であるのかは、ここでは解らない。そして、それに乗せてくれるや否や、小馬鹿にしてそのまま駆け抜けていくや否や、その後の展開は幾らでもあるだろう。