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しやく熱の ぢごくとみゆは かれもまた 燃ゆるほしより 来しはづなのに
<読み>
しゃくねつの じごくとみゆは かれもまた もゆるほしより きしはずなのに
<意味>
灼熱の地獄とみえるのは彼もまた [同様である] 。燃える星から来た筈なのに。
<解説>
結句「来しはづなのに」の「来し」は、カ変動詞 "く" 連用形 [もしくは未然形] + 過去助動詞 "き" 連体形である。この助動詞は連用形に接続するが、カ変動詞 "く"の場合は、例外的に未然形にも接続し得る。従って、その読みは、連用形接続と解して "きし" とするのも、未然形接続と解して "こし" とするのも、可能である。上は前者によった。