<画像:20250313.jpg>
たれよりも 気じやうなりしや ばいせう婦 ちちのかへりを わが児とまつてゐる
<読み>
だれよりも きじょうなりしや ばいしょうふ ちちのかえりを わがことまっている
<意味>
誰よりも気丈だったのは [その] 売笑婦である。父の帰宅を我が子と待っているのだ。
<解説>
第4句「ちち」は結句「わが児」にとっての、と謂う意味だろう。第3句「ばいせう婦」からみたら夫もしくは恋人なのだ。
その第4句「ちちのかへり」は、勤務先からの帰宅と解するよりも、もっと長期に渡る不在に関してのモノではないだろうか。それが単身赴任をさしての事なのか、それとも収監されているのか、さもなくばそれからの逃亡なのかは解らない。
さらに謂えば、もしかしたら、その人物の勤務先で災害等が発生して帰宅困難となったとも、その災害地に救援に向かったとも、考えられる。