映画ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2025-04-24 17:19:07) by =oyo=


<画像:20250424.jpg>
雪げんを 蠢くてんは ふたつみつ いつしかそれも 途だへてきゑり

るい詠める

<読み>
せつげんを うごめくてんは ふたつみつ いつしかそれも とだえてきえり

<意味>
雪原で蠢いている点がふたつみっつあった。それらもいつのまにか [動きが] 途絶えて [ついには] 消えてしまった。

<解説>
第2句「蠢くてん」が生物であり、しかも人間であるのならば遭難の光景だろう。
逆にそうではないとしても、第3句「ふたつみつ」を稼働させるモノが潰えて、そして降る雪によって埋まっていったのだろう、と思う。
淡々と歌われている。そこにあるのはある叙景の描写だけである。

(この項:たい)


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