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どろばうと おまわりふたり 戀にをつ ね屋にひとりの じ女をりて
<読み>
どろぼうと おまわりふたり こいにおつ ねやにひとりの じじょおりて
<意味>
泥棒と警官2人が恋におちる。寝室にひとりの侍女 [もしくは次女] がいて。
<解説>
結局、登場人物は何人だろう? そして恋に墜ちたのは誰が誰に対してだろうか?
と、謂うのは、先ず、第2句「ふたり」が、初句「どろばう」と第2句「おまわり」を指示していると解する事が出来ると同時に、初句「どろばう」に加えて警官2名と謂う可能性があるからだ。
そして、この2名乃至3名が結句「じ女」に対して第3句「戀にをつ」場合もあれば、その2名乃至3名のいずれかが遺るいずれかに対して第3句「戀にをつ」場合もあり得ない訳ではないからだ。
しかも、<意味>で示した様に、結句「じ女」が侍女である場合も次女である場合もあり得るのだから。
拙稿を読む読者からみれば、瑣末にばかり拘泥している様に思えるだろう。
恐らく、なにも考えずに素直に読んでいってそこで生じた情景がただしい解釈ではあるのだろう。
だが、そうではない場合もない訳ではない、と謂う認識にたって敢えて、上に綴った次第である。