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むねのうへ ゐ國の瀕しの そのひとの もとめるみづと つかのまの戀
<読み>
むねのうえ いこくのひんしの そのひとの もとめるみずと つかのまのこい
<意味>
胸の上で [支えている] 他国の瀕死のその人物が求めている水とつかのまの恋 [は似ている]。
<解説>
見知らぬ人物であって、もしかしたら言葉も通じない人物を介抱している。そして、いまの姿勢のまま、なにも出来ずにその人物は逝ってしまうのだろう。
と、謂う事はこの歌の背景には戦争があってその人物は敵国のモノかもしれない。
そんな人物に淡い恋心が芽生えてしまう。
結句は体言止めであって述部を補足しなければ解釈は出来ない。
<意味>に示したモノは、果たして順当なのだろうか。